シマリスの季節別の飼育方法と注意点。春夏秋冬でそのように飼育していくか

これからシマリスを飼育したい人は、まず一年を通してシマリスの飼育がどのようなものなのかを理解しておいたほうがいいかと思います。

ここでは、シマリスが春夏秋冬でどのような行動をとり人間がどのように対応すべきかを見ていきましょう。

 

季節別の飼育

気温変化や生活環境が変わるため、シマリスの過ごし方や性格も変わってきます。

それぞれの季節でどのような点に注意を払えばよいかみていきましょう。

春の時期

 

野生のシマリスであれば、冬眠から目覚め、巣から出てきて活動を始めます。

ウチのシマリスもケージ内を活発に動くようになってくる時期です。

 

ただし春先は気温の変化が激しく、温度管理が重要になります。

 

ヒーターはいれたままで、一定の温度を心がけましょう。

 


暖かくなるにつれ、発情期を迎えます。「ホロッ。ホロッ。」っと可愛い鳴き声で恋人探します。

 

一日中鳴いていることもあります。温かく見守ってあげてください。

梅雨の時期

 

梅雨は5月から7月の雨の多い時期をさします。

 

雨も多く、湿度も高くなるため、エサやトイレの管理が大切な時期です。ケージは風通しの良い場所に置きましょう。

 

巣に溜め込んだエサやトイレの砂が湿気てしまい、カビや病原菌の温床となる可能性がありますので、こまめに貯めているエサや、トイレを見て掃除してあげてください。

 

巣に溜め込んだエサは、一度、頬に入れたものであるので、腐り易くなってしまいます。

 

 

また、巣材に新聞紙やウッドチップを使用していると湿気を吸収しますので、これも様子をみて交換します。

 

頬いっぱいに巣材をくわえて、巣作りを頑張る姿もとても魅力的です。

 

夏の時期

 

夏の時期、シマリスは暑さには弱いです。日射病や熱中症で死んでしまうこともあります。気温には注意を払いましょう。

 

エアコンの冷風が直接当たるような場所を避けて、日陰で、温度が一定に保たれている場所にケージを置いてください。

 


扇風機の風を受けて、人間のように汗腺で熱を下げることはできません。全身が毛に覆われて毛布を被っているような状態ですので、気温そのものを下げる必要があります。

 

脱水症になる恐れもありますので、給水ボトルの水は絶対に切らさないでください。

給水ボトルも2個取り付けてあげると安心です。たまにではありますが、うまく水がノズルから出てこないことがあります。

給水ボトルの取り付け時には、きちんと水が供給されるかを確認してください。

 

ケージの中に大理石の板や金属のひんやりプレートを入れてあげるとその上で横になって、お腹を冷たい場所に押し付けて、ぐ〜んと伸びをして体を冷やします。

 

暑いと感じている証拠ですので、エアコンをいれてあげてください。

 

秋の時期

 

一年で最も活発にエサを集めて動き回る時期です。冬に備えてエサを蓄え、巣篭もりの準備をします。

 

たんぱく質や脂質の多いエサを必要とします。新聞紙を細切れにしてケージに入れておいてあげると、巣材として口に頬張って、一生懸命巣に持ち帰ります。

 

この時期は少し多めにエサをあげています。巣にたくさんエサが貯蔵されている方が、シマリスにとっても安心そうに見えます。

 

気温も下がり始めるため、小動物用のヒーターを準備しておきましょう。この時期になると「タイガー」と呼ばれ、獰猛になったりします。

 

今まで手乗りしていたシマリスが、急に噛み付くようになったりします。無理に近づくとストレスとなります。自然現象ですので、そっとしておいてあげてください。

 

冬の時期

 

自然のシマリスは土や木の中で冬眠することが多い季節です。

 

飼育環境下では、できるだけ冬眠させないほうが、無駄な体力を消費せず長生きするようです。

 

小動物用のヒーターを入れてあげて、適温を保ちましょう。温度管理ができているとはいっても、睡眠の時間は通常よりも長くなることも多くなります。

いつものエサの時間に巣から出てこないからといって、無理に起こさないようにしてください。

 

人間もそうですが、眠っている途中に急に起こされるとストレスとなってしまいます。

 

自然に目覚めて出てきますので、気長に待ちましょう。

 

 

 

 

 

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