シマリスについて知る

シマリスはどんな性格?家で飼える?など シマリスの生態に迫ります。

 

シマリスとは…

シマリス(縞栗鼠、Tamias)は、哺乳類のリス科シマリス属に分類されるリスの総称のことを言います。日本では、シベリアシマリスのことを示しています。体の背中側に縞模様があり、頬袋を持つ小型のリスです。

実は、シマリス属には25種が属しており、シベリアシマリスを除き、全ての種は北アメリカに分布しています。

形態について

体長が12~20cmで、しっぽが8cmほどあります。体重は70~120gです。

 

自然での生活

シマリスは昼行性で太陽の出ている間に行動する動物で、単独生活をしています。木の上に登ったり、地上を走り回ったりします。住まいは地面や木に穴をあけて、巣を作りその中で生活しています。睡眠時間が長く平均して15時間ほどになると言われています。我が家のシマリスも、トイレの砂場に穴を掘ったり、木の上でおやつを食べたり、日中に活発に行動しています。食事を終え、お腹いっぱいになると、あくびをしたり伸びをしたりして、巣箱の上やケージの隅でお昼寝をしたりしています。

 

冬眠はする?

冬になり、気温が低下するとシマリスは冬眠します。期間は11月から4月ごろまでで、半年ほど冬眠していることもあります。

 

写真は冬眠している訳ではなくお昼寝をしています。

 

 

一部、北アメリカのシマリスは冬眠せずに、巣穴の中の蓄えて生活するようですが、外気温が低下して体温が下がれば、飼育下のシマリスでも冬眠します。

 

冬眠はさせないほうがいい?

飼育されているシマリスにとって冬眠させることは非常にリスクになります。一度、冬眠に入ってしまったシマリスが冬眠から目覚めるのは大きなエネルギーが必要になります。準備不足のまま、急激な温度変化で冬眠してしまい、そのまま目覚めることができないこともあるようですので、飼育下ではなるべく、室温を15度以下にはせず、ケージや巣箱にはペットヒーターを入れておきましょう。

 

冬眠しているか確認する

ケージにヒーターを入れていても、冬眠してしまうこともあります。ヒーターから離れた場所で、睡眠時のようにしっぽを抱えるように丸くなっていたりします。体温が2.5度から8度ぐらいで、触ると冷たくなっているため、死んでいるかのように見えますが、かすかに呼吸をしていますので、急に起こしたりせず、静かにゆっくりと室温を上げるなど、温めてあげてください。

 

食べ物について

可愛く両手でドングリをもっている姿や、ナッツの皮を剥いているところは有名ですが、実際には幅広い種類のものを食べており、 シマリスは雑食性です。 主食は、種子・果実・草などですが、自然界のシマリスは、昆虫やキノコ、草の根や芋虫なども食べます。中には小型のカエルを食べるなど獰猛な一面も見られます。 基本的に食べ物は、地上にあるものを探しますが、ナッツやドングリなどの木の実を獲る為に木登りすることもあります。

飼育下では、動物性のたんぱく質を必要とするため、チーズやミールワームなどをあげています。

 

価格について

シマリスの販売価格は、1万円前後となります。入荷時期や成長度合い、個体の性格によっても価格は変動してきます。私が購入したときは、9,800円だったと思います。入荷したてのベビーは7,000~8,000円ほどで販売されていることもありますが、弱っている個体もいるため、少し成長してからのほうが飼育には適しています。ホームセンターなどの簡易ペットショップでは少し安い価格で販売されていますが、手入れがされていないため、しっぽの毛が抜けてしまっていたり、鼻先の毛が擦れてなかったりします。多少は高くなりますが、手入れのいきとどいたシマリスをペットショップで購入することをおすすめ致します。入荷時期は春から夏前にかけて入荷してきます。

 

シマリスってどんな動物?シマリスの生態に迫る!

 

 

飼育するのであれば以下をご参照ください。

シマリスの一日とお世話について。どんなことをすればいい?

 

 

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