犬や猫が鳴き声を発するようにシマリスもコミュニケーションをとるために鳴くことがあります。
ペットとしてシマリスを迎えるのであれば、夜中に鳴いたりしないか?
近所に迷惑にならないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
シマリスはなぜ鳴くか?
シマリスは自分の感情や仲間に気持ちを伝えたいときに鳴いています。
鳴き声の違いも明確にありますので、鳴き方によってどんな感情なのかを知っておくとシマリスの気持ちが分かり、コミュニケーションもとりやすくなるでしょう。
シマリスの鳴き声
怒っているとき
シマリスが怒っているときは、クルルル・クルクル・クリュルルといった鳴き方をします。
秋口から冬場によくでる鳴き声です。タイガー化して少し凶暴になったシマリスは、ケージの近くを通っただけでも、外敵とみなしてこのように鳴くことがあります。
エサをあげようと近寄ったときに鳴くこともあります。この鳴き方をしているときは、エサがうれしいという事ではなく、このエサは自分のものだと!という自己主張でもあります。
警戒しているとき
外敵が迫ってきているときや、危険から逃れて巣に駆け込むときにキュルル・キュルキュルといった鳴き方をします。
巣にいる子リスに危険を伝えているとも考えられています。怒っていて反撃しようとしているのではなく、これは危険だ!と身の危険を感じたときに出る鳴き声です。
もちろん固体によっては鳴かずに逃げる子もいます。
人間でいうキャー!ワァー!といった叫び声と思っていいでしょう。できるだけこのような鳴き声はでないようにしてあげたいものです。ウチのシマリスは、大型の掃除機をケージの横でかけてしまったときに、鳴いていました。それ以来はできる限りホウキで掃除することにしています。
求愛をしているとき
パートナーを求めているときには、ホロッ。ホロロ。ホロッッ。
といった鳴き方をします。冬から春にかけて暖かくなってくると、この鳴き声を発しています。通常は発情期にこの鳴き声をします。
ペットとしてシマリスを飼うのであれば、この鳴き声を聞くことが多いでしょう。
シマリスの求愛の鳴き声は、起きている間ずっと鳴いていることもあります。
ときには寝言でも、小さくホロッ。っと鳴いています。この鳴き声はとても可愛いです。
しかし、それなりに大きな声量で一日鳴き続けるため、少し困惑する飼い主さんもいらっしゃるかもしれません。
子リスから成長して妊娠可能になるとメスのシマリスは、1日~3日間。
おおよそ2週間おきに発情を繰り返します。
この時期は一日中鳴き続けているのでかわいそうに感じるかもしれませんが、そっとしておいてあげてください。
おやつを与えると一時的に鳴きやんだりしますが、それでも食べ終わると鳴き続けますので、覚悟が必要です。
まとめ
シマリスは様々な鳴き声を発することがわかりました。
鳴き声を聞くことでシマリスがどんな感情なのかを理解してあげて、よいコミュニケーションが取れるといいですね。
普段から注意深く観察していれば、自ずと分かってくることもあるかと思います。