シマリスを飼育する上で、飼い主がしなければならないことはエサを与えるだけではありません。
面倒に感じるかもしれませんが、ケージの掃除も飼育のうちです。常に綺麗な環境で飼育してあげましょう。
ケージの飼育の仕方
シマリスがケージ内にいる間に、巣箱やトイレを掃除するのはなかなか至難の業です。ケージから逃げ出そうとしたり、掃除しようとした人の手に噛み付いたりします。
そこで掃除を開始する前に、フタの閉まるプラスチックケースや少し大きめのプラスチックの虫カゴケースを準備します。
ダイソーなどの百円ショップのプラケースで十分です。
それにヒマワリの種や胡桃などのおやつを入れておき、ケージの入り口にセットします。すぐにフタを閉めることができるようにしておきます。
ケージの入り口を開けてシマリスがでてくるのを待ちます。顔を出したら、エサを与えながらプラスチックケースに誘導し、エサを頬張っている間にフタを閉めます。
しばし、プラスチックケースの中にいてもらいます。空気の通り穴は確保しておきましょう。ほとんど密室のため、温度にも気をつけてください。
シマリスをプラスチックケースに入れたら掃除開始です。
トイレの砂を入れ替えたり、巣箱の中身を見てみましょう。
巣箱のチェック
巣箱には、巣材がたくさん詰まっているかと思います。少し取り除いてみて、貯食が腐っていないか確認します。
少しでも湿気ていたりしたら取り除いてしまいましょう。取り除いた分エサを入れてあげてもかまいません。
もしケージ内に貯食が見当たらない場合、エサが足りていない可能性があります。少し多めにエサを与えるようにしましょう。
巣箱の巣材も湿気ていないかを確認して、汚れていたり、湿気ていたら取り替えてください。
すべて綺麗に取り替えてしまうとシマリス自身のニオイがなくなり安心できないようですので、古い巣材も少量残しておきます。
おすすめの巣材は半紙や新聞紙です。
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手動のシュレッダーで細かくしてクッション性を高めておきます。細かくすることでシマリスが口に入れて運びやすくなります。
巣箱内でフンや尿をしていないかを確認してください。フンがついていたりして巣箱をトイレとして認識しないように綺麗にします。
トイレの砂のチェック
トイレで尿をしていれば、砂が変色していたり、固まっていますので、スコップなどで取り除きます。
使用するトイレの砂の使用方法に従って処理していただければと思います。
トイレの中にエサを貯めていることもありますので、隅々まで確認してください。貯食していたら取り除きましょう。
ケージの掃除
ここで可能であればケージを水洗いすることをおすすめします。
放置しておくと取れにくい汚れやシマリスの毛が詰まっていたりします。フンや尿は思いのほか散らばっており、食べかすなどがケージの隙間に堆積してきます。
洗剤などは使わずにお風呂場などでお湯を使って洗い流すとよいでしょう。
まとめ
シマリスを飼育するうえで、ケージの掃除は必須です。常に綺麗な状態を保つように心がけて、飼い主にとってもシマリスにとっても過ごしやすい環境でいたいものです。
簡単な掃除は、週に一回程度、月に1回は大掃除といった頻度でよいかと思います。トイレ掃除はできる限り毎日おこないましょう。
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