シマリスのケージは比較的大きなものであるため、よく置き場を検討しなければなりません。
1人暮らし用の小さな冷蔵庫ほどの大きさはありますので、部屋自体のレイアウトも考える必要があります。
ケージの置き場について気をつける点を見ていきましょう。
日照を考える
シマリスにとっても日照時間は非常に大切な生活リズムの指標になります。明るい時間帯と暗い時間帯が明確であれば、体内時計が狂わずに健康的な生活が可能になります。
日中は直射日光でない日の光が入る場所にケージを置き、夜は電気の光などで睡眠が阻害されないようにしましょう。どうしても生活用品や街頭などの光が差し込んでしまう場合は通気性を考慮しながら、タオルケットなどでケージを覆ってあげてもいいでしょう。
タオルケットなどは、齧られて穴をあけられる可能性がありますので、使わなくなったものを利用するといいかと思います。うちでは直射日光が入る場合は大きなダンボールで日陰を作るようにしています。
風通し
空気の入れ替えがない場所はシマリスにとっても不快な場所です。常に綺麗な空気が入ってくるように風通しの良い場所にケージを置きましょう。
換気扇を回しておくのもいいかと思います。冬は隙間風で冷えすぎないように冷気を遮断して、夏場はエアコンの風が直接あたらない場所にケージを置きましょう。時々窓を開けて換気してあげれば動物のニオイもこもりにくくなります。
端か壁
ケージを部屋の真ん中に置くと、ケージの回りどこから人が来るか分からない状態になり、シマリスも気を張り詰めてしまいます。壁の近くか、部屋の隅において、壁の一面か二面は、ふさがっているようにすることでシマリスは安心できます。
音や振動
シマリスは自然界では、大型動物に捕食される側の動物です。野外では常に危険と隣り合わせであるため、耳をすませて外敵の音に注意を払っています。人間の足音にも敏感です。
大きな音でテレビをつけたり音楽を聴いたり、ケージの回りをドタバタと走りまわらないようにしましょう。
必ずしも静かにしなければならないわけではなく、シマリスも危険がないと分かれば生活音では驚かなくなります。
急にお皿を落としたときや、何かを倒してしまったときなど人間でも驚くことはシマリスも同様に驚き、ストレスとなります。気を使う程度で、静かな場所で飼育しましょう。
他の動物は注意
犬や猫などのほかの動物が近くにいると危険を感じてしまいます。
他の動物のニオイも敏感に察知しますので、できればシマリス単体での飼育をおすすめします。必要であれば視界に入らないようにケージを置きましょう。
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