日本には四季があり温度変化が激しい国でもあります。
季節に応じた気温の対策を行い、適切な温度でシマリスを飼育していきましょう。
シマリスの暑さ対策
本来はシマリスは、日本でいえば北海道ぐらいの寒い地域の森で生活しています。
北国でも日差しさえ避けられれば、森の中は影が多いため、地中の巣は涼しい場所になります。
ところが、飼育されているシマリスは室内となると風通しが悪く、室内のケージは隠れる場所や行動範囲が限られてしまうため、暑くなっても逃げる場所がありません。
近年の猛暑では、室温で飼育することはできません。5月ごろから暑くなってきて、室内で閉め切っていては気温も30度を超えてきます。
シマリスが熱中症にならないように気を付ける必要があります。
シマリスの温度管理
シマリスの温度管理はエアコンを使うのがおすすめです。
エアコンはシマリスので飼育に必須と言ってもいいでしょう。きちんとした温度管理ができないとシマリスが体調を崩したり、最悪は死んでしまう可能性がありますので、エアコンのある部屋にケージを置くようにしましょう。
また、エアコンからの送風が直接ケージにあたってしまうと、冷え過ぎになってしまったりします。送風の方向に気を使いましょう。
エアコンの風よけ(エアーウイング)などを使うのもいいでしょう。
どうしてもエアコンがない場合は、できるだけ涼しく風通しの良い場所にケージを置いてください。
保冷剤や凍らせたペットボトルにタオルを巻いてケージに入れてあげるのもよいでしょう。
くれぐれも直接、氷があたってしまうような置き方はしなでください。
そのほかにも簡易的に暑さの対策ができるものとしてペット用の大理石や冷却プレートのようなものがあります。
シマリスにはハムスター用のSサイズよりもウサギ用のMかLサイズを使ってあげるとこのプレートの上で伸びをしたりして過ごしてくれます。
画像上のプレートがアルミプレートになります。
100円ショップダイソーでも犬猫用として販売されている店舗もあります。
ケージが縦に長い場合は、シマリスは上層部で休憩したり餌を食べたりすることが多いので、巣箱の上やステップなどのケージのできるだけ上に位置する場所にひんやりプレートを敷いてあげると、その上で休んでくれるようになります。
暑い時期の注意点
暑い時期には、水や食料が腐りやすくなります。
特に梅雨時期の湿度が高い時期はカビが生えたりするため要注意です。
定期的にエサやトイレの様子をみて綺麗に掃除しておきましょう。
シマリスの寒さ対策
野生のシマリスは冬場は冬眠をして乗り切ります。
しかし、飼育環境下では、冬眠をさせると体力を消耗させるためあまりお勧めしていません。
冬眠させないように暖房器具やペットヒーターを使い適温を保つようにしましょう。
部屋全体を温めるのであれば、エアコンやオイルヒーターを使うのがいいかと思います。
ペット用のヒーターを巣の下に敷いてあげてもいいでしょう。
うさ暖ヒーターのようなものです。リバーシブルで温度管理できるため、秋口から真冬まで使えます。
ケージには電球のヒーターを入れてあげるとよいでしょう。
電源コードを齧られて、感電しないように注意してください。
夜間特に冷え込む場合は、ケージ全体を毛布で覆い、ケージの一面だけ空気の通りを確保してあげるとよいでしょう。
冬季は巣材となるウッドチップ
や新聞を細かくしたものなどを多く入れてあげて巣の断熱材にしてあげるとシマリスも喜びます。
まとめ
シマリスを飼育する上で温度管理は非常に大切になります。
季節に応じた対策をきちんとおこない、シマリスが快適に過ごせるようにしてあげましょう。
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