シマリスだけでなくペットを飼育するうえで、その動物との接し方やコミュニケーションの取り方によっていい関係性が作られるかどうかが決まります。
シマリスがなついてくれるにはどのように接すればよいかを見ていきましょう。
シマリスは野生動物
ペットとして販売されているシマリスも本能的には野生の動物であるということを忘れてはいけません。
音や光に敏感であったり、野生では大型の動物に捕食される可能性があるため、性格は神経質であったりします。
シマリスに接する際は、人間に対して恐怖心を抱かせないようにすることが大切です。
ゆっくり接するペットショップで購入したり里親を探している人からもらうなどある程度大きくなっているシマリスを飼育する場合はそれだけ警戒心も強くなっています。
意図していなくても人間の行動が危険に感じたりすると覚えていますので、飼い始めは焦らず時間をかけて慣らすところから始めましょう。
シマリスとの接し方
声をかけるシマリスは大型動物や鳥類などの声をよく聞いています。
人間の声やテレビの音声などにも敏感です。
驚かせることないように名前を呼んであげて、今からエサをあげるよ。トイレを掃除するよ。といったことを知らせてあげるとよいでしょう。
むやみに触らないシマリスはふさふさで柔らかい毛をしているので、ついつい触りたくなってしまいますが、むやみには触らないようにしましょう。
本来は撫でられて喜ぶような動物ではありません。
YouTubeなどで撫でて寝かせるような動画があがっていることもありますが、撫でられたから眠たくなっているわけでなく、撫でる前に十分にエサを与えて運動させて走り回った状態になれば、小さなからだのシマリスは無抵抗になります。
体力が尽きてしまった状態です。
もちろん人間に触られることに抵抗がなくなった状態でもあります。
基本的に触られると逃げ出しますので、それ以上追いかけないようにしましょう。
おやつを与える。
シマリスはエサをくれる人になつくようになります。
おやつを手で与えたりすると人への警戒心が薄くなってきます。
与えすぎには注意して、向こうから寄ってくるようにおやつをあげてみましょう。
遊ぶ時間を決める。
長時間遊ばせるとシマリスにとっても負担が大きくなります。
おやつの時間や遊びの時間など決まった時間に規則正しく接することでシマリスも安心できます。
シマリスの飼い始め
シマリスを飼い始めたらまずは新しい環境に慣れるまでそっとしておきましょう。
半日ほどしてエサを与えてみて様子を見ます。
この時もむやみには近寄らないようにしましょう。
2,3日して落ち着いてきたらおやつを与えてみましょう。
人懐っこい子でしたらケージ越しに直接手で与えてみるのもいいでしょう。
1週間ほど手からおやつを与えて大丈夫であれば少し体を触ってみるのもいいでしょう。
できるだけあごの下やしっぽには触らないようにしてください。
シマリスが触られるのを好まない部位です。
まとめ
本来は野生の動物であるシマリスは必要以上に触るべきではありません。
しかし、お世話するたびにシマリスが人に対して恐怖心を抱いてしまわないようにうまく付き合っていく必要があります。
仲良くなれれば健康のチェックなどもしやすくなりますので、シマリスのペースに合わせて飼育していきましょう。