シマリスを飼いたい人やこれから飼ってみたい人は、シマリスが手乗りすればいいのになと思われるかもしれません。
シマリスは固体によって性格がかなり違い、人懐っこい性格から臆病者までいます。
赤ちゃんの時から人になれた固体であれば、手乗りさせることも可能です。
ウチのシマリスは、1匹目はエサで寄せてから、時間をかければ手乗りしました。
2匹目は、エサを与えなくても好奇心旺盛で、手に乗り、腕を上ってきては、肩まであがってきます。
シマリスはなつく?
野生の動物であるため、簡単には人になつくことはありません。
生まれたときから人に飼い慣らされていても、環境が変わるとおびえてしまうこともあります。
しかし、うまく育てることができれば人馴れしたシマリスとなるでしょう。
シマリスの動画などを見ていて、あんなふうにじゃれ合えたらいいなと思うかもしれませんが、そう簡単にはいきません。
いいところを撮りおさめているというのもありますが、そもそもシマリスは人間に対して、懐くような動物ではないことは覚えておいてください。
手乗りしてもらうには?
手乗りをさせようと思ってもなかなかうまくいかないことが多いです。
大事なのは手の上まで乗ってくれないかなという気持ちで気長に待つことです。
シマリスの好物を手から与えて、コミュニケーションを繰り返し、シマリスに慣れてもらう必要があります。
この飼い主は、おやつをくれるということを覚えてもらえれば、手乗りしてくれることでしょう。
具体的には乗ってほしい方の手を差し出し、地面につけて平らにします。
安定感があるように手はしっかりと固定しましょう。
次に乗せたい手のひらにシマリスの好物を置きます。
この時点でスっと近づいてくれるのならいいのですが、無理な場合は焦らずに逆の手でもう一つおやつをもってシマリスに与えます。
おやつは小さいものを少しずつ与えるようにします。
徐々に馴らしながら手乗りさせたい手に近づけていき、シマリス自身で怖がることなく手のひらに乗ってくるように仕向けましょう。
ここで手に乗ったからといってすぐに手を動かさず、おやつを与えながらゆっくりと持ち上げます。
シマリスが怖がって逃げだしそうになっても無理に捕まえようとはしないでください。
シマリスは、音や振動に敏感ですので、そっと静かに接することが大切です。
秋口から冬場は注意
少し肌寒い季節になると、シマリスも野生の本能から攻撃的になります。
タイガーと呼ばれたりしますが、冬を越すために蓄えた貯食や巣を守るために慣れた飼い主でも噛み付いてきます。
本能的に攻撃してしまうため、この時期には距離を保ちそっとしてあげてください。
春になり温かくなると人懐っこいシマリスに戻ってきます。
トイレや巣の掃除はできるだけ控えて、厚手の手袋をして作業することをおすすめします。
まとめ
シマリスは野生の動物です。ペットショップにいたからといって野生時の感覚は残っています。
シマリスの行動をよく観察し、適度な距離感を保ちながら、接してあげましょう。
シマリスがなつく方法と接し方。コミュニケーションで慣れるのか?