雨の多くなる梅雨の時期など、人間にとって住みにくい環境はシマリスにとっても住み心地のよいものではありません。
それではシマリスにとって快適な湿度や温度はどのぐらいなのでしょうか。
ここではシマリスの飼育に最適な湿度環境をみていきましょう。
シマリスと湿度の関係
シマリスが野生に生息している山や森は、湿気ているようにも見えますが、実は山の中で風通しの良い湿度の保たれた場所に巣を作ります。
寝て過ごす地中の巣は、水はけのいい砂の層に作られており、湿度が一定になるようになっています。
シマリスも工夫して巣を作っています。
理想の湿度
さて飼育環境下では、地中に巣を作るわけにはいきません。
シマリスにとって好ましい湿度は50~60% となります。
多湿を避けることでシマリスを健康的に飼育することができます。
エアコンや除湿器を効果的に使う
湿度が高くなっている場合は、エアコンのドライモードや除湿器を使うことをおすすめします。
エアコンで除湿する場合は、送風がケージに直接あたることのないように気をつけてください。
エアコンや除湿器をを使わない場合
そこまで湿度が高くならないが、少し湿気が気になるという方は、部屋をよく換気するようにしましょう。
私は小型の換気扇を一日中、まわしっぱなしにしています。
新鮮な空気を取り込み風通しの良い部屋にすることができます。
換気扇がない場合は窓を開けて扇風機やサーキュレーターで風を送り込むとよいでしょう。
扇風機などの風はエアコン同様に、ケージに直接当たらないように気を付けてください。
湿度が上がるものを置かない
多湿になる原因の水の入ったもの、例えば水槽や、洗濯物、観葉植物などをケージのそばに置くと湿気が発生しやすくなるため、でき限り部屋を分けてあげるとよいでしょう。
梅雨時期の注意
高温多湿となる夏場や梅雨時期など、湿っぽい時期が続くとシマリスの健康にもよくありません。
最悪の場合は、多湿による皮膚疾患などの病気を引き起こす可能性があります。十分に注意して快適な空間にしてあげましょう。
湿気の多い時期のお手入れ多湿の場合は口に含んで隠したエサにカビが生えやすく、いままでため込んでいたエサまでも湿気で腐ってしまう可能性があります。
定期的に巣箱にためているエサを入れ替えてあげましょう。
また、巣材も湿気を吸湿しやすいため、新聞紙や半紙など巣材も定期的に入れ替えるようにしてください。
できれば巣箱を2つ用意して、一つを使っている間に、もうひとつを天日干しにして乾燥させます。
枝木やかじり木、ステージなども同様に、晴れた日に天日干ししてあげるとよいでしょう。
まとめ
シマリスは多湿を嫌う生き物です。
湿度管理をきちんとして健康管理をしてあげましょう。
特に梅雨時期や夏場など注意して飼育してあげましょう。