ペットショップなどで見かけるシマリスが尻尾の毛を逆立てて、尻尾をゆらゆらさせているのを見たとこはありますか。
犬であれば遊んでという時に尻尾を振ったりしますが、はたしてシマリスも遊んで欲しいのでしょうか?
うちの子も、ごくまれにしています。
ここではシマリスのしっぽのゆらゆらの意味や状況に関してみていきましょう。
シマリスの尻尾
シマリスの尻尾は10cmから12cmほどで、体長と同じぐらいの長さがあります。
天敵に襲われたときには抜けるようになっていて、自分の分身でもあります。
また、バランスを尻尾でとっていたり、寝るときに枕のようにして体温調整したりしています。
尻尾の毛づくろいも丁寧にしており、シマリスにとって大切な部位なのです。
なぜ尻尾を振るのか
一般にシマリスが尻尾を振るのは、興奮しているときや威嚇しているときが多いです。
ペットショップなどで急に人が入ってきて怒っていたり緊張していたりすると尻尾を振ったりします。
この行為をモビングと言います。
もちろん、モビングと呼ばれるこの行為をするシマリスとしないシマリスがいます。
個体差はありますが、モビングはストレスを感じて威嚇している象徴ですので不用意に近づいたりしないようにしてください。
もうひとつモビングと同じようにスタンピングという行為をすることがあります。
これは足をタンタンと踏み鳴らす行為で、ウサギなどにも見られます。
シマリスはめったにしませんが、小さくスタンピングをするシマリスもいます。
怒っている姿もまた可愛いのですが、人間を敵とみなして興奮しているため少し間をおいて接してあげると良いでしょう。
うちのシマリスにおいては、うちに来た当初は近くでカラスが鳴いたりしているとゆっくりですが、しっぽを左右に振っていたことがありました。
今では、9歳になりカラスの鳴き声で恐怖を感じている様子もなく寝そべって耳だけ立てています。
尻尾が膨らむ
シマリスの尻尾は、状況によって大きく膨らんだり、小さくしぼんだりします。
うちのシマリスは、エサの時間になると興奮して、ケージ内を走り回り、尻尾を大きく膨らませます。
早くエサをくれ!と言っているようにガジガジとケージに噛み付いたりしてアピールしてきます。
外遊びでケージから出してもらえた直後などはしっぽが膨らむことも多いです。興奮しているのかもしれません。
おやつにありつくとしっぽも落ち着き食べることに夢中になっています。
まとめ
シマリスは尻尾を使って自分の感情を表現していることがわかりました。
尻尾を振っているのは、モビングと言われる行為で、威嚇したり怒っているときということがわかります。
飼育している場合にこの行為が見られた場合は、ストレスを感じているのでそっとしておいてあげてください。
飼育が慣れて、じゃれあえるようになれば、状況によっては遊んで欲しかったり、エサを求めていたりすることもあります。
よく観察してシマリスがどんな感情なのかを見極めてうまく付き合っていくことが望ましいです。