シマリスを飼育していてペレットを食べないときはありませんか。
シマリスにとっても餌の好き嫌いはあります。なぜペレットを食べないのか、その原因に迫ります。
シマリスのペレットとはどんなもの?
ペレットとは人工的に必要な栄養素を加えてバランスよく配合された総合栄養食です。
人間で言うところのカロリーメイトのようなものでしょうか。
ペットフード業界の飛躍的な進歩により動物がどのようなものを好みどんな栄養が必要かといったことが年々明らかになってきています。
自然のものよりも、人工的に作られたペレットのほうがペットが長生きするようになっててきいます。
野生のシマリスの食事は、主に植物の種子や葉、木の実や花などです。
夏場には、動物性のたんぱくの昆虫なども捕食するようになります。
そんなシマリスにとって、バランスのよい栄養が含まれ、植物の種子や草類が練りこまれているのが小動物用のペレットです。
穀物と栄養素を混ぜ合わせ加熱することで作られています。
ペレットを食べない理由
シマリスがペレットを食べない理由としては、それを食べ物と認識していないことがあげられます。
自然界に存在しない形のもので、栄養素は含まれているかもしれませんが、味が美味しいとは限りません。
ウチのシマリスに初めて苺を与えたときには、くんくんと匂いを嗅いで、警戒していました。
いっきに食べるのではなく少しなめてみて、口に入れては出してを数回した後に美味しいとわかったのか、いっきに食べてしまいました。
食べ慣れていないものは、やはり警戒してしまうようです。
他に考えられる理由は、他に食べるものがあり選り好みしていることが考えられます。
シマリスを飼育している人ならわかるかもしれませんが、シマリスは好きなものを先に食べる傾向があるようです。
他のものにとられないように急いで自分の好きなものを頬袋に入れます。
大きなものだとそれをもってすぐに自分の巣に帰って隠しにいきます。
そうすると、残ったものはあまり味のしないものだったり、美味しくないものが残ることが多いです。
ペレットは固体によってはあまり美味しくないと感じているのでしょう。
無理に食べさせる必要はないと思いますが、どうしてもそのペレットを食べてもらいたいときは、餌のメインをペレットにしておやつなどを控えるようにしてください。
れでも食べない場合は、他のメーカーのものに変えることをおすすめします。
味が変わると食べなくなる!?
以前、シマリスの主食となるペレットなどの複合餌の種類を他のメーカーで代用したことがあります。
しかし、餌を変更したその日は、ほとんど餌が減っていませんでした。
食べていたのは入っていた乾燥野菜とひまわりの種だけです。
2,3日同じものを与えていると徐々に慣れてきたのか全て食べてくれるようになりました。
新しい餌にはなれる時間も必要なのだと思います。
それ以降は、餌がなくなりかけたら一度に変えるのではなく、徐々に割合を変えていってあげるようにしました。
そうすることで、全く食べなくなるということはなくなりました。
食べかすの勘違い
シマリスの餌には穀物が多く含まれています。
その中でもムギや圧ペンコーンなど中心部分しか食べるところがないものもあります。
乾燥した粒コーンであれば、表皮の黄色い部分はほとんど食べません。
全て表皮もすっきり食べてしまうということはありません。
必ず食べかすや木の実の殻などが出てきますので、それを考慮して餌を与えてください。