野生のシマリスは昼行性であるため、日の出と共に目を覚まします。
一体シマリスはどのような一日を送っているのでしょうか?
シマリスの一日
うちのシマリスは私の起床する朝6時前後には起きてきて活動し始めます。
トイレをしてケージ内を散策し、何もなければ巣箱の上でエサを待っています。
人の動きを察知するとエサ皿の前に移動して早くエサをくれとお願いしています。
昼の間はずっと行動しているのではなく、お昼寝をします。
食事をしたり、毛繕いをしたり、運動をしたり、エサを貯食したりして、何もすることがなくなれば巣箱に戻って寝ています。
日暮れになれば、通常、巣の中で過ごしますが、人間になれているシマリスはエサをもらえる時間に合わせて生活リズムを変えています。
うちのシマリスは夕食時にエサを与えているため、日暮れごろからまだかまだかとエサを待っています。
毎日のお世話
シマリスの毎日のお世話は以下のようになります。
エサを与える
一定の決まった量とバランスを考えた食事を一日に数回与えてあげます。
飲み水の交換
新鮮な水を飲めるように水を交換します。給水ボトルが2本あれば、万が一片方が壊れてしまったり、水が出なくなってしまったときにも安心です。
トイレ掃除
これは毎日でなくともいいかと思います。フンや尿で汚れた部分を取り除く程度でいいでしょう。
健康チェック
シマリスの健康状態を観察します。エサをきちんと食べているか?下痢はしていないか?抜け毛はないか?などを見て、普段と変わったところはないかを観察します。
貯食しているエサ
シマリスは、与えたエサを全て食べてしまうわけではありません。巣箱やケージの隅、トイレの中、障害物の角などにエサを隠しています。
毎回それらを探して掃除するのは大変ですし、シマリスにとっても隠しているエサが毎回なくなってしまうのはかわいそうです。水分を多く含んでいるものや生もの以外は残しておいて1週間に一度や少し期間を置いて掃除してあげるといいかと思います。特に秋口から冬にかけては貯食はシマリスにとって生存するための活動です。
野生のシマリスは貯食なく冬を越すことはできません。カビが生えたりしないようなエサであればしばらく残してあげるか、新鮮なエサと交換してあげるとよいでしょう。
時々の世話
ケージを洗う
トイレを設置していても、常にそこで排泄をしてくれるわけではありません。
ケージの網に糞尿が付いていたり思わぬところからフンがでてきたりします。
ケージの隅には毛が溜まったりもしますので、時々水洗いをしてあげるとよいでしょう。
シマリスを別のキャリーケースやハムスター用の小さなケージに移してあげて掃除します。
私はシマリスが逃走しないように大きな胡桃で引きつけて、他のケージに誘導しています。胡桃に夢中になっている間にフタをしてしばしお留守番をしてもらいます。
ケージ自体は、風呂場に持っていって
一度ケージをばらします。 (ケージの組み立てに関して)
次に温水のシャワーで汚れを落としていきます。
このとき洗剤は使わずにたわしで汚れを擦る程度にしています。
浴室乾燥でしっかりと乾かしたら、シマリスを戻してあげます。汚れの具合をみて月に1度ぐらいは水洗いをしています。
巣箱や枝を洗浄
巣箱やかじり木、登り木やウッドデッキなどは、汚れが目立ってきたら洗いましょう。シマリスは自分のニオイが付いていると安心するため一度に全て洗うのではなく、日を置いて順番に洗ってあげるといいでしょう。洗うときは洗剤を使わず、たわしで擦りしっかりと乾燥させます。できれば天日干ししてダニやカビが発生しないようにしましょう。
給水ボトルの消毒
給水ボトルは定期的に熱湯で消毒してあげると清潔に保てます。ボトル部分は熱湯で変形してしまうことがありますので高温は避けましょう。試験管用のブラシなどで内部を洗浄するとよいでしょう。
まとめ
シマリスのお世話は、毎日しなければならないものと時々するものがあります。
シマリスの健康状態のチェックなど毎日見ているからこそ気づく点も出てきます。
今日はこのエサ食べなかったなといったことやフンが水っぽいな、などが分かると乳酸菌を与えてあげたり温度管理を見直したりすることができます。
こまめにお世話をしてあげれば、シマリスも健康で長生きしてくれるでしょう。
おすすめの記事
シマリスがなつく方法と接し方。コミュニケーションで慣れるのか?
シマリスの飼育に最適な湿度と対策。梅雨時期の健康管理は要注意
シマリスの散歩と新しい遊び場。ストレスのない飼育場所の作り方