これからシマリスをペットとして迎えようと考えている方にとって、シマリスの飼育費用はどれぐらいかかるのか?が気になるところだと思います。
私が飼育している中で、必要な費用をまとめましたのでその内訳を見ていきましょう。
目次
飼い始めの費用
まずは、初期費用です。
最低限飼い始めるのに必要なものがあります。
ケージや給水器など、飼育環境を整えるものです。
私はシマリスを飼い始めた当時は田舎暮らしでペットショップが自宅から遠かったため、ほとんど通信販売で購入しました。
現物を見たほうがイメージが湧きやすいかと思いますので、ペットショップが近くにある方は、シマリスを飼育する前にこんなものがあるのかということを見ておくことをおすすめします。
ただし、通信販売でも問題なく飼育道具は揃えることができますのでご安心ください。
それではまず必要となるものを見ていきましょう。
エサ代を除く、ケージや給水ボトルなど飼い始めるのに最低限必要なものは以下のようになります。
シマリスの費用内訳
シマリスの生態 12,000円
シマリスの生体は成長した子でも1万円前後が相場のようです。
昔は生体も通信販売されていたのですが、今では、ペットショップに直接行く必要があります。
しかし、実際に飼育する子を見て選べるというのは重要なことです。
オスにしようかメスにしようか、健康状態はどうだろうかとよく観察して購入しましょう。
受け取りには、持ち帰り用や移動用のケージが必要かと思います。
私は持ち帰りはハムスターのケージで代用しました。
プラ製であったため、長時間入れておくとかじって穴をあけて脱走する恐れがありますのであくまで移動時のみの使用としてください。
ハムスター用の小さなケージがあれば、住処のケージを掃除する際に一時的に避難してもらう場所としても使うことができます。
すぐに必要であれば、ダイソーなどのプラケースなどでも一時的なら代用できます。
シマリスのケージ 12,000円
シマリスは縦方向の動きが多い生き物です。
ウサギやハムスターのように地面を移動するだけでなく木登りをして木の実を集めたりしています。
そのため、高さのあるケージがシマリスの飼育には適しています。
我が家のケージは三晃商会イージーホームハイの高さに加えて、さらにバーベキュー用の網を加工して高さを出しています。
これによってシマリスは、高いところまで行き来することができ運動にもなるため、ストレスの軽減につながります。
更に詳しくはこちらをご参照ください。
給水ボトル 500円
給水ボトルにも様々な大きさがありますが、150ml~300mlの大きさが使いやすいでしょう。
犬猫用の大型のものは、ノズルの部分が大きくシマリスの口には大きすぎます。また水圧も強いため、水が飲みずらいので、小動物用の小型のボトルにしてください。
給水ボトルを使わずに、水をカップに入れて与える方もいますが、おすすめはしません。
飲み口が開いているものは、不純物が混入しやすく、カビや雑菌の繁殖の原因になります。
またシマリスはトイレ以外でも糞尿をしてしまうこともあるため、衛生上ボトルタイプの水汲みを利用するようにしてください。
巣箱 1000円
巣箱はシマリスが休むために欠かせないハウスになります。
休息をとる場所でもあり、食事をしたり、貯食をする場所でもあるため、できれば大きめの巣箱を用意してあげるとよいでしょう。
中には新聞紙や半紙などを細かくしたものを入れてあげると安心して眠ることができます。
エサいれ 300円
100円ショップの陶器でも問題ありません。
飼い主の気に入ったものにしましょう。ただし、シマリスがひっくり返してしまう可能性もあるため、安定感のある容器が望ましいです。
トイレ500円
ハムスター用のものでは少し小さいかもしれません。
私は自作しています。詳しくは下記リンクからどうぞ。
シマリスのトイレと臭い。おしっこは覚えるの?トイレを自作してみた
かじり木 500円
シマリスはげっ歯類であるため、自然に歯が伸びる生き物です。歯が伸び続けると支障がでるため、何かをかじって削らなくてはなりません。
そこでかじり木を入れてあげることで、歯が伸びすぎるのを防ぎ、シマリスのストレス解消にもつながります。
ヒーター3000円
冬場を乗りきるのに、エアコンをつけっぱなしであれば問題ないですが、冬眠しないように巣箱を温めてあげる目的としてヒーターが必要です。
これらで
合計で、約30,000円
少なくともこれぐらいは必要になります。
消耗品がひと月いくら掛かるか?
初期費用に加えてエサ代とトイレの砂代が消耗品です
ウチのシマリスにはおやつや、主食以外のものも与えているため、
ざっくりと計算するとひと月で
シマリスの主食
とおやつ
トイレの砂
で2,000円ほどです。
これ以外には、冬場はヒーター、夏場はエアコンの電気代なども必要となります。
エサには生野菜や果物なども与えていますが、どうしても必要なものではありませんので計算には入れていません。
その他の消耗品
巣箱やかじり木は、かじってストレスを解消するために必要です。ガリガリとかじるため早いと2ヶ月ぐらいでぼろぼろになってしまうこともあります。
藁でできた巣はかじりやすく、すぐに穴を開けてしまうため、コストパフォーマンスはよくありませんが、シマリスにとっての遊び道具にはなります。
また巣材を木材を牧草や木材にしたいという方は、その分の費用が必要となります。私は、巣材を掃除することも多いため、新聞紙をシュレッダーに掛けたものを使用していますので実質無料であったりします。
シュレッダーはコンパクトで安いものを使用してます。
野菜の切れ端もエサになる
ご家庭で料理をされる方であれば、野菜や果物、かぼちゃの種などシマリスにとっての好物も多くあります。
切れ端や食べない部分をティースプーンに半分ぐらいの量で十分ですので、エサやおやつとして与えてあげることもできます。
実際のところ・・・
シマリスを飼っている人ならわかるかと思いますが、シマリスの可愛さゆえに新しいおやつや、高価なエサをあげてみたくなります。
たった数百円のエサで、ペットのシマリスが大喜びする姿をみると、癒されてついつい良いものをあげてしまいますので、実際の金額は、見積もりよりも多少高くなることが予想されます。
飼育費用は一年間でどれぐらい?
シマリスの一年間の費用は、おおよそ30,000円もあれば、かなり良い生活ができます。
しかし、シマリスのおやつを食べる姿がとてもかわいいため、ついつい高いエサを与えてあげたり、巣箱を綺麗なものに交換したりと、愛情をかけるほどにお金もかかってくることになるでしょう。
おすすめの記事
シマリスがなつく方法と接し方。コミュニケーションで慣れるのか?
シマリスの飼育に最適な湿度と対策。梅雨時期の健康管理は要注意
シマリスの散歩と新しい遊び場。ストレスのない飼育場所の作り方